2つの画面を並べたいときは「2画面表示」にする




2つの画面をピッタリ並べる「ウィンドウスナップ」

パソコンで作業していると、「何かを参照しながら作業をしたい」という場面があります。

例えば、参考になるExcel資料やwebサイトを参照しながら、Wordで企画書を作成したいなどの場面です。このような場面に活用できるのが「ウィンドウスナップ」という機能です。

ウィンドウスナップでは「デスクトップ上の2つのウィンドウをピッタリ並べる」ことができ、いわば「2画面表示」のような状態にできるので、「並行作業」に最適です。

ウィンドウスナップを実現するには、まず左側に配置したいウィンドウを選択し、ショートカットキーWindows +←キーを入力します。

これで該当ウィンドウがデスクトップ「左反面表示」になります。また、右半面表示にするウィンドウ候補が縮小表示されるので、右側に配置したいウィンドウをクリックすれば、2つのウィンドウをデスクトップにピタリと並べて表示できます。

並行作業が必要な場合には、この「ウィンドウスナップ」を利用する習慣をつけると、仕事がどんどんはかどり効果的です。

ちなみにウィンドウスナップでは、隣接するウィンドウの境界線をドラッグすることで、2つのウィンドウの幅を変更することも可能です。




キーボード一発でデスクトップを表示する




無敵の「デスクトップ表示」操作

社外秘など、人に見られてはいけないデータを閲覧している場面で、背後に人が迫ってきた場合にはどうすればよいでしょうか?

「デスクトップをロックする」という方法もあるのですが、ほんの一瞬だけ画面を隠せばよいだけなら、「全てのウィンドウを最小化してデスクトップを表示する」という方法が最適です。

ショートカットキーwindow +Dで、デスクトップ上の全てのウィンドウを一瞬で最小化できます。とにかく作業を見られたくない場面に遭遇したら、素早くWindow +Dキーを入力する習慣をつけましょう。

作業中のウィンドウ以外を最小化する

ウィンドウがごちゃごちゃしてくると、「今作業中のウィンドウだけ残したい」という場面があるでしょう。

このような場面に役立つのが「ウィンドウシェイク」という機能です。現在作業中のウィンドウのタイトルバーを左右に細かくドラッグするか、ショートカットキーWindows +Homeキーを入力すれば、作業中のウィンドウ以外の全てのウィンドウを最小化できます。





ウィンドウの移動やサイズ変更はキーボードで行う




■キーボードで高速にウィンドウを操作する

ウィンドウを移動する際はタイトルバーをドラッグ、ウィンドウサイズを変更する際はウィンドウの四隅をドラッグというように、マウスで操作するのが一般的です。

しかし、ウィンドウの移動やサイズ変更も「ショートカットキー」で行う習慣をつければ、より素早く作業することが可能です。

キーボードでのウィンドウ移動やサイズ変更は「カーソルキー」で行うことができ、細かな位置決め&サイズ指定がしやすいという利点もあります。特にドラッグしにくいタッチパッド利用環境では、覚えておきたいテクニックの1つです。

●ウィンドウの移動
現在操作中のウィンドウを移動したい場合は、ショートカットキーAlt +space→Mキーを入力します。以後、上下左右のカーソルキーでウィンドウを移動でき、位置を決めたらEnterキーで確定します。

●ウィンドウのサイズ変更
現在作業中のウィンドウのサイズを変更したい場合は、ショートカットキーAlt +Space→Sキーを入力します。以後上下左右のカーソルキーでウィンドウのサイズ変更を行い、大きさを決めたらEnterキーで確定します。




「電源ボタン」の役割を指定する




電源ボタンの誤作動をなくすための設定

パソコンの電源ボタンは、案外トラブルのもとです。例えば子供は目の前にボタンがあると押してしまいがちですが、作業中に勝手に電源を切られたりしたらたまったものではありません。

実は、電源ボタンを押したときの動作は、自由に設定が可能です。仕事環境・生活環境に合わせて、電源ボタンの役割を設定しておきましょう。

「電源ボタン」の役割を変更したい場合は、コントロールパネルから「電源オプション」を選択して、「電源オプション」のタスクペインにある「電源ボタンの動作の選択」から任意の電源動作を指定できます。

電源ボタンを押してしまいがちな環境では、電源ボタンの役割に「何もしない」を割り当てれば、誤操作によるシャットダウンを防ぐことができます。

ノートPCのカバーに電源動作を割り当てる

ノートPCであれば、「カバーを閉じたときの動作」で任意の電源動作を設定することも可能です。例えば、移動時にバッテリーを消耗させたくない場合は、カバーを閉じたら「休止状態」になるように設定しておくと効果的です。





パソコンを軽快に動作させる




■パソコンの「仕事量」を減らせば軽快に!

パソコンは私たちが快適に操作できるように様々な処理を行っていますが、「視覚効果」もその1つです。

気づかないかもしれませんが、例えばWindowsの各種メニューは、にゅるりと生えてくるようなアニメーション効果を行なっています。

また[スタート]メニューやタスクバーは、よく見ると透明効果が有効で「透けて」います。

これらの視覚効果は、停止しても特に操作に支障があるものではありません。むしろ「余計な視覚効果を停止」すれば、そのぶんCPUの処理に余裕ができるため、パソコンを快適に操作することができます。

各種アニメーション効果を停止する場合は、「設定」から「簡単操作」→「その他のオプション」と選択して、「Windowsでアニメーションを再生する」をオフにします。また、同じく「設定」から「個人用設定」→「色」と選択すれば「透明効果」をオフにできます。

さらに突き詰めるならば、その他の視覚効果にも着目しましょう。コントロールパネルから「システム」を選択して、タスクペインの「システムの詳細設定」をクリックします。「システムのプロパティ」の「詳細設定」タブ内、パフォーマンス欄の「設定」をクリックして、「パフォーマンスオプション」の「視覚効果」タブで「カスタム」を選択すれば、各種視覚効果を停止できます。

すべての視覚効果を停止するのではなく、不必要なものだけを停止して、快適な操作環境を手に入れましょう。



パソコンは 「そのまま」使わない




「設定」と「コントロールパネル」を覚えよう

無駄を省いて効率的にパソコンで仕事を行うためには、「自分が使いやすい状態にしておくこと(=カスタマイズ)」が大切です。

従来はパソコンのカスタマイズといえば「コントロールパネル」から行うのが基本でしたが、Windows 10では「設定」(単に「設定」ではわかりにくいので、本書では「設定」と表記)という機能が追加されており、「設定」と「コントロールパネル」の双方を利用する必要があります。

まずは、この2つの表示方法を覚えておきましょう。

●「設定」の表示

「設定」は、ショートカットキー+キーで表示できます。[スタート]メニューの「設定」アイコンをクリックすることでも表示できますが、ショートカットキーのほうが断然素早いです。

「コントロールパネル」の表示

「コントロールパネル」の表示はやや面倒くさく、[スタート]メニューから「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」と選択する必要があります。ただ、毎回この起動方法では面倒なので、「タスクバーにピン留め」しておくことをオススメします。なお、「コントロールパネル」は初期設定では「カテゴリ表示」になっていますが、「アイコン表示」に切り替えておくと各種設定を行いやすくなります。




タスクバーを使いこなす




■よく使うアプリはタスクバーに「ピン留め」する

デスクトップの最下部のバーを「タスクバー」と呼びます。タスクバーは文字通りタスク(アプリ作業)を管理するのに最適な場所です。よく使うアプリは「タスクバーにピン留め」する習慣をつけましょう。

タスクバーにアプリをピン留めするには、任意のアプリを起動後、該当タスクバーアイコンを右クリックしてジャンプリストから「タスクバーにピン留めする」を選択するだけです。



■タスクバーでアプリを快適に操作!

ピン留めしたアプリは、タスクバーにアイコン表示され、クリックするだけで簡単に起動できるようになります。また、ショートカットキーが割り当てられているため、キーボードで素早く起動することも可能です。

履歴管理も可能で、タスクバーアイコンを右クリックすれば、「ジャンプリスト」から該当アプリの編集履歴に素早くアクセスできます。

なお、起動中のアプリのタスクバーアイコンは「アンダーライン表示」になり、この状態のアプリをクリックすると「アクティブ/最小化」の切り替えができます。この特性を把握しておけば、「デスクトップに埋もれてしまったアプリウインドウ」を即座に表示できるので便利です。





データはこまめに「保存」する




■「データ消失」はダメージが大きい

編集中のデータを失うことは、誰にとっても避けがたいものです。せっかく時間をかけて作業していたのに、データを消失してしまって再度やり直し・・・そんなことになったら目も当てられません。

かつては、OSやアプリの不具合で「突然パソコンが動作停止する」ということが珍しくありませんでした。私も、アプリが突然フリーズして編集中の内容が消失してしまい、せっかくひらめいた企画や書き上げた文書が台無しに、という痛い思いを何度もしてきました。

現在のパソコンはメモリ管理などもしっかりしており、昔に比べれば安定的に動作してくれますが、停電やハードウェア故障など、データを失う可能性はゼロとは言い切れません。



■データ消失を防ぐCtrl+Sキー

データの保存は、通常は「ファイル」メニューから「上書き保存」などを選択する必要がありますが、保存のたびにこの操作を繰り返すのは面倒です。

実はほぼ全てのアプリは、ショートカットキーCtrl+Sキーを入力すれば、一発で上書き保存ができます。つまり、編集作業中には定期的にCtrl+Sキーを入力する習慣をつければ、大切なデータを失わずに済むのです。





ファイルは簡単に捨てない




■「自分が作ったファイル」は貴重品

「いらないな」と思ったファイルを、どんどん「ゴミ箱」に放り込んでしまう人がいます。よく「大切なファイルを間違って捨ててしまった」などという話を聞きますが、「そもそもゴミ箱に捨てるな」という話です。

「ゴミ箱」は文字通り「ごみを捨てる場所」です。本当に捨ててしまってもよいものは捨てても構いませんが、自分で作成したWordやExcelなどのファイルは、世界にたった1つしかない貴重なデータなので、「捨てない」という習慣をつけましょう。



■捨てるくらいなら「GOMI」フォルダーで管理

「ファイルを捨てる理由」を聞くと、「パソコンが重たくなるから」という人がいますが、WordやExcelのデータ容量はせいぜい数百KB程度です。昨今のパソコンは数GBの容量を持っていますから、ちまちま捨てても豆粒程度の影響もありません。

ちなみに私は月ごとに「GOMI」というフォルダーを作成し、その中に不要なファイルを放り込むようにしています。これにより、万が一そのファイルが後日必要になった場合も、当該年月のフォルダーを見ればデータを救い出せるというわけです。

パソコンは、万が一壊れても新しいものに買い換えることができますが、「自分が作成したファイル」は、一度失ってしまえばどれだけお金を出しても手に入れることはできません。パソコンを利用するうえで最も価値があるものは、パソコン本体でも有料アプリでもなく、「自分が作成したファイル」なのです。



タッチパッドを使い倒す




■タッチパッドは使いづらいは過去の話

ほとんどのノートPCにはタッチパッドが備えられています。タッチパッドについては「使いづらい」「操作の邪魔」と思っている人も多いかもしれません。

しかし一昔前ならいざ知らず、今のタッチパッドは「キーボードでキー入力中には感度を下げる」などの配慮を行っており、操作性も飛躍的に向上しています。

タッチパッドは「なぞればマウスポインター移動」「タッチパッド上をタップすれば左クリック」までは知っている人も多いと思いますが、実はそのほかにも様々な操作が可能です。

例えばタッチパッドを二本指でタップすると「右クリック」、タッチパッド上を二本指でスワイプ(二本指で縦になぞる)すれば「スクロール操作」、二本指で横にスワイプすれば「横スクロール」も可能です。




高性能なタッチパッドであれば、三本指上スワイプで「タスクビュー」、三本指下スワイプで「デスクトップ表示」、三本指左右スワイプで「Windowsフリップ」も実現できます。

タッチパッドはこのように機能性に優れるだけでなく、「マウスを転がすための物理的なスペースが必要ない」というメリットもあります。基本的な操作を「ショートカットキー」で済ませ、必要に応じてタッチパッドで操作という習慣をつければ、ストレスなくパソコンを操作できます。



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